小麦粉による粉塵爆発の実演

燃える小麦粉


 今年(2000年)の体験講座では、新たに粉塵爆発をやることにしました。インターネットでいろいろ調べてから自分なりに工夫してやってみたのですが、結局のところ、ネット上で掲載されているものが一番妥当であるという結論に達しました。

1.準備
 a.ろうとの下側から脱脂綿を詰める。(上からだと空気を送り込む際に飛び出してしまう。)
 b.これをゴムホースを経由して自転車の空気ポンプにつなぐ。
 c.これを穴をあけた段ボール箱等に設置する。
 d.30cmぐらいの立方体型にアングルを組む。
 e.燃やす小麦粉は、あらかじめ乾燥機で水分をとばし、さらに茶こしで細かい粉末にしておく。


2.操作
 a.ろうとに小麦粉を大さじ2杯程度入れる。
 b.その横にアルコールランプを設置し、火をつける。
 c.アングルにゴミ袋(透明タイプが望ましい)をかぶせ、数秒間火で温める。
 d.空気ポンプを押して空気を送り、小麦粉を舞い上げる。(最初はゆっくりと押したほうがよい)
 e.舞い上がった小麦粉に火がつき、一気に燃え広がる。


3.注意点
 a.繰り返して行うとアルコールランプの芯が燃えてしまうことがある。
 b.ゴミ袋は基本的に使い捨て。
 c.小麦粉のかわりに砂糖(粉糖)や片栗粉でも可能だと思われますが、
   実際にやってないので何ともいえません。
 d.うまく火がつくとゴミ袋自身も舞い上がることもあるようです。
 e.写真は屋内ですが、ゴミ袋の焦げたにおい等が発生するので屋外が望ましいでしょう。(風に注意。)


粉塵爆発とは・・・・
 普通小麦粉に火を近づけても燃えることはないと思うが、しょせんは炭素、水素、酸素でできた物質。工夫次第で燃えるはずである。この場合では、小麦粉を微粉とし、空気中に舞い上げることで空気との接触面積を広くすることで、小さな火や火花等で引火させることができるというわけである。空気中に石炭などの微粉が漂いやすい炭坑などでは、この粉塵爆発が起こる危険性がある。実際に福岡県の三池炭坑で死者を出したことがある。
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